南房総の海が広がる安らぎの地 | 鴨川市光玉山多聞寺

5月16日(日)、地元千葉県を中心に、イベント、ライブ等、年間60公演以上行っている和太鼓奏者 鈴木淳一氏を中心とした「三音色（さんおんしょく）」による和太鼓ライブ「三音色Live2021」が、多聞寺で開催された。
密集回避のため、午後1時から第一部・午後4時から第二部と分け、定員30名限定として開催された。

鈴木淳一氏、西片翠敬氏の和太鼓、武田朋子氏の篠笛による演奏で、力を与えてくれる大迫力の和太鼓を打ち鳴らす音、心が洗われる豊かな篠笛の音色は圧巻であった。そして、すぐ目の前でのパフォーマンスであり、演奏者の息遣い、額に滴る汗を間近で感じることができ、コンサート会場とはまた違った演奏者と来場客が一体となったステージであった。
演奏終了後、アンコールの声もあり、太鼓の音に合わせ来場客が笑顔で手をたたく風景に、今だからこそ、このように人と人が触れ合う共有の場所が求められていることを感じた。

鈴木淳一氏は「神様と意志を伝達する楽器として古来から用いられてきた”太鼓”の神聖な音、体の芯に響く力強い音で多くの人に感動を与え、心と心を繋げていきたいと思い、“一心一打 ～心をひとつにひとつの音を～“をテーマに日々稽古に励んでいる。こんな時代だからこそ、太鼓の音で、一人でも明日の活力として感じていただけるならば、どこでも駆け付けたい。」と言われライブは終了した。
来場客には他県からの方も数名見られ、「パワーをいただきました。ありがとうございました。今度はお経を聞かせてくださいね。」と笑顔でお帰りになられました。