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年間行事
花まつり(釈尊降誕会)
4月8日、花まつり、「釈尊降誕会」が行われた。
本年は新型コロナウイルス感染防止のため、誕生仏に甘茶をかける「灌仏」はおこなわない、手作り団子はわたさず、記念品を振る舞う等、感染防止を考慮しおこなわれました。
例年と変わらないのは、この時期房総一帯を彩る「菜の花」を屋根に飾る花御堂でした。
多くの檀信徒の方がお参りにおこしになり、お釈迦さまの誕生をお祝いしました。
自粛ムードの昨今であっても、「お釈迦さまの誕生を祝う方々がいる。」「変わらず花御堂を彩る菜の花が咲く」信仰という心の強さ、自然の偉大さといろいろと考えさせられる花まつりでした。
お釈迦さまへの報恩感謝と、万病平癒の日蓮大菩薩に早期終息をあわせて祈らさせていただきました。~花まつりとは~
お釈迦さまは、今から2500年前頃、ヒマラヤのふもとカピラバスツーのシャカ族の王子として浄飯王、マヤ夫人の父母のもとに、ルンビニーの花園でお生まれになリました。
本名は「シッダールタ」というお名前です。王子として何不自由なく育ちましたが、29歳でその地位を全て捨てて出家し、 その後悟りを開きブッダとなり、世の中に仏教を広めていきます。
日本では、推古天皇の時代、606年に大和の元興寺で行われた釈尊降誕会が初めといわれています。
明治時代にお釈迦さまのお誕生日である4月8日がちょうど桜の季節ということもあって花まつりという名称が提唱され、広く一般に使われるようになりました。