千葉漢南部日蓮宗青年会 宗祖降誕800年慶讃行脚

■2019/05/13 千葉漢南部日蓮宗青年会 宗祖降誕800年慶讃行脚
5月12日は、日蓮聖人が伊豆(静岡県伊東市)流罪となり、伊藤沖の俎岩に置き去りにされた、四大法難の一つにかぞえられる期日です。
伊豆法難は、聖人が『立正安国論』を幕府に提出し諌暁されたことがもととなります。
聖人は「現在の災難、疫病等の苦しみは民衆の間違った信仰によるものであり、安穏な社会を築き上げるためには、法華経の教えを学び進行することが肝要である。」と権力者を諫め正されました。
ですが、幕府には受け入れられず法難を受けたのです。
ですが、聖人は土地の漁師船守弥三郎に助けられ、九死に一生をえました。
聖人は難を受け『勧持品』の「数々擯出せられん」の経文のごとくであると、法華経の行者としての自覚をお持ちになられました。

また、5月12日は日蓮聖人が、民衆の苦難の根源、苦しみより救うすべを求め、故郷小湊の地より立教開宗の霊場 清澄寺へ入山された日です。
この聖日に毎年、日蓮宗千葉県南部青年会が主催となり「宗祖降誕800年慶讃行脚」が行われています。清澄寺から誕生の地 誕生寺までの行程です。
子供二人とともに参加させていただきました。


快晴で、たまに吹く浜風が心地よい中行われました。
途中、飲食店の前で順番待ちをしている家族と会いました。他県からのお越しの方であろうと見受けられましたが、われわれの行列にたいし合掌の姿で見送り下さり、わたしがお辞儀すると家族みんなで返してくださいました。
「お題目の思いが伝わっているんだな」と感じるひと時でした。

明日 5月13日は、伊豆法難同様四大法難の一つである「小松原法難」で日蓮聖人を助け、かくまいつづけた多聞寺大檀越「北浦忠吾公 誠諦日悟居士」の祥月命日忌です。



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光玉山 多聞寺
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