初午 お稲荷様ご縁日

■2015/02/11 初午 お稲荷様ご縁日
本日は、平成27年初午です。
初午とは、節分明けの最初の午の日です。
初午には、各家でお祀りしているお稲荷様のご縁日で祭礼がおこなわれます。

初午の起源は、日本三大稲荷の一つにかぞえられる、京都伏見稲荷の縁起ですと、伏見稲荷大社の祭神が伊奈利山の三箇峰に降臨したのが和嗣4年(711年)の2月の初午の日だったと記されています。
「稲荷」の名前の由来は、「稲生り」から来たという説があり、農耕の神・食物成長の神と崇められています。だから鎌であったり、稲を持ってらっしゃるのです。

よく稲荷様を連想して浮かぶのが「狐」です。
狐は稲が実ったころに山から下りてきて、子狐を育てる親狐の姿を見て、先駆けといった意味の「ミサキ・オサキ」と言って崇めるようになったであったり、稲についた害虫を食べてくれる狐はありがたい等、狐を神の使いとして考えるようになったそうです。油揚げがよくお供えされるのも、狐の大好物とされているからです。

多聞寺にもお稲荷様がお祀りしてあります。
その御名も「弁財稲荷大明神」



弁財天と稲荷大明神の合体です。
右手には鎌を持ち、左手には稲、しかも猿がぶら下がってます。そして特質すべきは、船にお乗りになってます。

弁財天とは、「財」の字があるように、財宝の神として信仰を集めております。また、音楽の女神・弁舌・学芸・知恵の女神としても信仰を集めております。片や、水辺・島・泉等、水にまつわる場所にお祀りされ、海上神としてお祀りされています。

多聞寺は、眼前に太平洋を望み、檀家さんは、漁業に従事する方が多いので、海上安全・大漁満足を願いお祀りされるようになったのでありましょう。農耕あり、漁業ありのオールマイティーの守護神であります。


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光玉山 多聞寺
http://www.tamon-uminotera.com/
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住所:千葉県鴨川市浜荻1145
TEL:04-7094-0341
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