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釈尊初転法輪の地サルナート 日月山法輪寺~印度団参part5

■2015/03/24 釈尊初転法輪の地サルナート 日月山法輪寺~印度団参part5
3月4日
早朝よりお経の声、鐘の音が鳴り響く釈尊成道の地。
モーニングコールを必要としない。
ホテル近くに日本寺院がありお参りに。
一人の現地人がお勤めの準備をしていた。
6:00からのお勤めだそうだ。
一足早く御宝前にお題目三唱。
団参の無事をいのる。

【サルナートへ移動】
7時間のバス移動だ。

途中、青空トイレタイム。
このあたりにはドライブインというものがない。
トイレはみんな青空のもとすますという。

まもなくサルナート。
ドライブイン発見。ここで小休止。
バスから下車すると、たくさんの子供たちのお迎えである。何事か・・・?
物乞いのようだ。
子供たちの表情を見ると「何がもらえるのかな。」という意識にも感じた。
学校でもバスを見かけると、授業を抜け出し物乞いに出てくるとのこと。
表現は悪いが、
日本で「動物に餌を与えないでください。」と見る。癖にならないように。なれると危害を加える。との事由である。
悲しく思う反面、その時を生きる。風習からであろうかとも思う。



学校は無料。寄付、国からの援助で成り立っているとのこと。午前は女性、午後は男性の授業時間らしい。建物は少なく広場で勉強をする。
中学卒業で家業を継ぐ者が多い。カースト制度の名残だ。学業は自己意識によるもので、学びたければいくらでも学べるらしい。現に優秀な人材も多い国で、数学能力に長けた人種だとも聞くが、また多くが学ぼうとしないらしい。
広大な国土、12億もの人口、全員が未来を見つめ本気で学べばすごい国になるのであろう。
教育の大切さ、未来を見つめ勤める意欲の重要性を感じる。

【釈尊初転法輪の地 サルナート】
ここは先団参行程地よりも都会となった。
ベナレスを経由しての道程であり、人の数、車の数ともに圧倒される。
ベナレスの喧騒から少し離れたところに、釈尊初転法輪の地サルナートがある。
参拝者、観光客は多いが静かさを感じるこのところに、釈尊が共に苦行を重ねたが、求道の違いより別れた五比丘尼に、地上初めて偉大な法を説いた聖地がある。
晴天の助けもあったであろうが、清く澄んだ晴れやかな場所であった。
今でもここで2500年の時を超えて、釈尊の教えが聞こえる気がする。



初転法輪の場に建つ等の威厳に圧倒されながら、最勝の教え「法華経」を読誦した。日蓮大聖人のお言葉「月氏にかえるべき瑞相なり」道半ばも満たない私であるが、法華経読誦をもって、釈尊の慈恩の恩山の一塵を拾い、徳海の一滴を汲み得たこと感激極まりない。



印度団参半分の行程が終わろうとしている。この短い時間はたくさんの思いを私に与えた。足らぬことは重々承知であるが、私なりに必死に受け止めた気でいる。
「この思いを伝えたい。」この湧き上がる思いは、今釈尊より法を受けたからであろうと、勝手に解釈させていただく。

【日月山法輪寺参拝】
ここにもお題目の大宝塔がある。
佐々木鳳定上人をはじめ宗門、有縁各聖によって建てられた大宝塔である。初転法輪の地よりすぐの場所である。
上人をはじめご信者のお迎えを受け入山。




本堂入堂自我偈の読誦。
後ろよりお経の声。
「最後方にいるはずなのに?」振り返ると、そこには14歳の現地の青年の姿が驚き見つめると、神々しい笑顔で合掌礼。今団参一番の美しい笑顔であった。控え気味であったが朗々と聞こえる声に心が打たれた。そして合掌礼のうつくしさ、尊さを改めて学ばさせていただいた。
「ここにもお題目の教えが存在していた。」何故だろうその時「僧侶でよかった。」と思えたのは。




今は、鳳定上人は御遷化され、娘様が法灯を守られている。
上人の増圓妙道をお祈りすると共に、法輪寺のご繁栄をお祈りする。

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光玉山 多聞寺
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