本日、三日講のお勤めで、多聞寺日蓮大聖人ご尊像がお綿帽子をお召しになられました。
お綿帽子の由来は、当鴨川市東条（現在の鏡忍寺）で起きた小松原法難に起因します。
大聖人は、地頭 東条景信の襲撃にあい、九死に一生を得、大聖人は難をのがれました。その時に大聖人をお救いしたのが、多聞寺に墓所があります、北浦忠吾・忠内兄弟です。
北浦兄弟は、難により額に傷を受けた大聖人を導き、岩高山の洞窟（現在の小湊 日蓮寺）にかくまいました。
その時、通りかかった老婆おいちが、「大聖人の傷が寒風にあたり痛むであろう。」と自分の衣の袖をちぎり、大聖人の額にかぶせ治療・保護をしました。
これがお綿帽子の始まりです。
『妙法蓮華経勧持品第十三』
「悪世の中においては、正法の弘教者に対して刀杖を加える者がある」
正法を弘めるために、身で法華経をお読みになられた大聖人に只々尊信すると共に、数多のご苦難により今に繋がる法燈の重みを再確認しました。
大聖人 このわずかであるぬくもりをどうぞお受け下さい。 合掌
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光玉山 多聞寺
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住所:千葉県鴨川市浜荻1145
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